【アーユルヴェーダとお酒】ルールを守って正しく飲もう
こんにちは。
名古屋アーユルヴェーダサロン ニャーナのsatocoです。
毎日暑いですね。本格的な夏がやってきました!ビールがおいしい季節ですね〜。
もう何年も行けてませんが、名古屋のビアガーデンが全国NO.1だと思ってます。美味しいし楽しい!
※この先、お酒のいいところを書いていますが、飲酒をすすめている訳ではありません。
飲めない人、飲みたくない人はもちろん飲まなくてOK!お酒好きな方や周りにお酒好きがいる方の参考にお読みいただければと思います。
アーユルヴェーダとお酒
アーユルヴェーダの古典書、アシュターンガ・フリダヤには、「適量飲用した酒の効果」としてこのように書かれています。
酒は、消化の火を強め、食欲を昂進し、悲しみ、身体的疲労を取り除く。最もよく健康、体力、栄養を促すものは、これを除いて他には何もない。
アシュターンガ・フリダヤ
大絶賛!確かに、お酒を飲むといつもよりたくさん食べられたり、Happyな気持ちになったり、疲れが癒される感じありますよね。
しかしながら、夏の飲酒についてはこう書かれています。
夏には酒類は飲用すべきでない。もし飲酒が避けがたいのであれば、ほんの少量飲用するか、多量の水で薄め飲用しなさい。
アシュターンガ・フリダヤ
早速、悲しいお知らせです。
夏の青空の下でキンキンに冷えたビールを飲むのがおいしいのにー!
お酒大絶賛しておきながら、なぜ夏の飲酒を禁止されているかというと、アルコールには熱性と鋭性があり、夏の間に少しずつ蓄積され秋に増大するピッタドーシャ(火のエネルギー)に影響を与えます。暑い季節(夏〜秋)のお酒は、さらに体を熱くさせてしまい、ピッタドーシャを増大させるということですね。
アーユルヴェーダ的正しいお酒の飲み方

アーユルヴェーダ的、お酒の飲み方がなんともおもしろくて好きです。
お酒を飲む前の準備は以下の通りです。
▶︎冷たいシャワーを浴びたあと
▶︎体に白檀のペーストを塗ります
▶︎魅力的な衣服を着用し
▶︎バラやジャスミンの花輪を胸につけます
そして、飲酒後はお米、お肉を摂取し、飲酒している間は、油で揚げた食品、お肉、そのほかの食品も摂取すべきである、と書かれています。
準備段階では、体を清潔にしておしゃれをすることがポイントみたいですね。環境についても書かれていて、女性を含む友人たちと飲むのがよく、音楽が奏でられ、お部屋のインテリアも素敵であること、いい香りがしていること、若く魅力的な女性によって、素敵なグラスに注いでもらうのが良い、などが書かれています。なんだか難易度高めですが、想像したらとっても楽しそう!素敵な空間で素敵な人たちと楽しむってことですね。
また、飲まない方がよいのは、ピッタ性疾患のあるピッタ体質の人、怒りに燃えている人、悲しんでいる人、空腹・口渇のある人、消化不良のある人、体力ない人、重労働などで疲労している人、などなどです。やけ酒や体調が良くない時、疲れている時はやめましょうってことですね。
そして、飲む量についても、視力がはっきりしていて、自分の思考力・判断力が鈍らない程度が適量とされています。ほろ酔いってことですね。確かにほろ酔いが一番気持ちよくて楽しい!
体質別に見るお酒との付き合い方

★ヴァータ体質(風タイプ)の人の飲み方
・運動したあと体をオイルマッサージしシャワーを浴びて衣服を着用
・芳香物を体に塗る(白檀のペースト)
・お香を焚く
・油性が多く温かく調理した食べ物と一緒に飲む
★ピッタ体質(火タイプ)の人の飲み方
・そもそもピッタ優勢の人は飲まない方がよい
・もし飲むなら涼しい環境(エアコンの効いた部屋)で飲む
・冷たくした食べ物、甘いもの、油性の多い食べ物を摂りながら飲む
・蜂蜜酒や葡萄酒が適していて、お酒に蜂蜜を加え水で薄めたものを飲むと◎
★カパ体質(水タイプ)の人の飲み方
・部屋を暖かくして、大麦や小麦製の食べ物を摂る
・黒胡椒などで味付けされた乾燥地帯に生息する動物の肉(ヤギなど)を食べながら飲む
・葡萄酒、ワイン、蜂蜜酒が適している
体質によって飲むお酒、おつまみがそれぞれ違うのもおもしろいですね。
結論“酒は飲んでも飲まれるな”ということ

お酒を飲む人、きっとみんながわかってます。でも結局はそうゆうことなんですよね。
アルコール中毒という言葉があるように、間違った飲み方をするとお酒は毒物になります。
ルールに従い引用された酒は、多くの良い性質を持っており、仕事への意欲を増し、精神的な満足感を与え、体力、皮膚の光沢を増す。
スシュルタ・サンヒター
適切に引用された酒は、直ちに心地よい酒酔を導き、喜び、エネルギーを増大し、身体を肥満させ、健康及び最高の精神力を与える。
また、『酒には毒物的性質が含まれていると言われ、不適当に飲酒すれば急性、重度のアルコール中毒を生じる』とも書かれています。
アルコールにある熱性と鋭性は毒と同じ性質です。ルールを守って楽しくお酒を飲みましょう!
そして夏はほどほどにして、寒い季節に楽しみましょう。冬が待ち遠しいですね〜!
アーユルヴェーダ的お酒の楽しみ方はいかがでしたか?
アーユルヴェーダでは、お酒だめ!お肉だめ!などと否定せず、うまく付き合っていく方法を教えてくれるところがわたしは好きです。皆さんの参考になれば嬉しいです。
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