Kapha/カパ 水と地のエネルギー
こんにちは。
名古屋アーユルヴェーダサロン ニャーナのsatocoです。
ドーシャについて最終回!今回はカパ(水と地のエネルギー)についてです。
結合のエネルギー
カパは5大元素の中の、水元素と地(土)元素から構成されます。
カパには「結合する力」があります。
物質同士を結合させ、組織を作り、形を維持します。私たちの体の中では、細胞を結合させ、骨や肉、内臓を形づくり維持します。また、体の抵抗力を維持し、免疫力をつけます。
水と土を合わせたものを想像するとわかるように、カパには重さや安定性があります。心を安定させ忍耐力を与えるのもカパの力です。
カパのエネルギーは、生命力や活力であり、ヴァータの“動き”やピッタの“燃焼”を起こさせる基盤となります。
カパの性質
カパには
・油性 ・冷性 ・重性 ・緩慢性 ・滑性 ・粘着性 などの性質があります。
カパが増えすぎると、これらの性質が以下のような作用をもたらします。
・体重が増える ・冷え ・むくみ ・頭重感 ・だるさや無気力 ・過眠 ・怠惰 ・鼻炎
・鼻づまり ・呼吸器系疾患
カパを増やすものは、甘い・重い食べ物と怠惰。
具体的な食べ物では小麦でできたもの、チーズ・ヨーグルトなどの乳製品、砂糖、甘い果物などです。
昼寝や過眠、食べ過ぎもカパを増やします。
カパを増やさないためには、運動が一番!早起きをしてウォーキングやヨガをしたり、アーユルヴェーダではガルシャナと言って絹の手袋で全身を擦るドライマッサージのセルフケアがおすすめです。
また、甘いものはカパを増やしますが、蜂蜜だけは例外です。アーユルヴェーダでは蜂蜜には粗さ・鋭さ・渋味があるとされ、これらがカパを鎮静させてくれると考えられます。甘い物が欲しくなった時は、蜂蜜を摂るといいですね。ただし、加熱処理をされていない非加熱の純粋な蜂蜜に限ります!
カパ体質の人はどんな人?
私たちは誰でもこの“カパ”の性質を持っていますが、生まれつきカパが多い人をカパ体質と言います。
カパ体質の心身の特徴としては、
・骨格がしっかりしていて骨太
・ふくよかな体型
・しっとり色白な肌
・歯並びが良い
・黒髪で艶があり量が多い
・体力、持久力がある
・心が穏やかで落ち着いている
・辛抱強い
・鈍感
・動作がゆっくり
・頑固
・慈愛に満ちて献身的
などがあります。
当てはまるものはありますか?この他にもたくさんありますが、カパ体質だからといって全てに当てはまるわけではありません。
カパのバランスが崩れたら?
カパのバランスが崩れると、怠さや眠気が出たり、太りやすくなります。また、アレルギー性鼻炎や鼻水・鼻づまりが起きたり、気管支炎や喘息などはカパの疾患と言われます。
心の面では、物事へのこだわりが強くなり執着心が生まれます。鈍感さが出たり、物事への意欲がなくなって抑うつ状態になったりします。
バランスが取れたカパさんは、慈愛深く献身的で、安定を求めるため心が穏やかで落ち着いています。
さらに、色白でしっとりした肌、艶のある髪、大きな目でまつ毛が長いというのもカパの特徴。なんだかとっても魅力的な人が想像できますね!
カパを味方に!
厳しく言うと、とにかく楽をしない!ことです。
運動をして、甘いケーキではなく蜂蜜をとり、早起きしてドライマッサージをする!これがカパを味方にするポイントです。早起きしたからってお昼寝はダメですよ。
温かい食べ物を摂り、少し熱めのお風呂に入ることで冷性を抑え、乾燥したものを食べると油性・滑性・粘着性を抑えられます。そして太りやすいので食べ過ぎにも注意!
どっしりとした安定感と包容力がカパの魅力。心も体も甘やかしすぎないよう注意しましょう!
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