むずむず脚症候群とアーユルヴェーダ

むずむず脚症候群とアーユルヴェーダ

こんにちは。名古屋アーユルヴェーダサロン ニャーナのsatocoです。
今日はわたしがアーユルヴェーダを勉強し始めた頃に、アーユルヴェーダすごー!と思ったお話です。

10代の頃から悩まされた脚の不快感

みなさん、むずむず脚症候群ってご存知ですか?

自覚症状として、じっとした姿勢や横になったりしていると主に下肢の部分に(患者によっては、脚のみならず腰から背中やまた腕や手など全身にまで現れる)「むずむずする」・「じっとしていられない」・「痒い」だけでなく、「ピンでなぞられているような」・「針で刺すような」・「火照るような」・「蟻やミミズなどの虫が這っているような」などの異様な感覚が現われ時には「振動」のような感覚まで感じたりする場合もある。

Wikipedia

わたしは10代の頃からこの症状に悩まされていました。
学校から帰宅した夕方の時間や夜寝るときによく出る症状で、じっとしていられないムズムズ感というか、皮膚ではなく脚の筋肉が痒いというか、なんとも表現し難いのですがとにかくその症状が出るとずーっと脚をジタバタさせていたり、グーで自分の脚を思いっきり叩いたり(殴ったり?)していたし、ひどい時にはその不快感が全身に行き渡ることもありました。

でも不思議だったのは家族でそんな症状が出るのはわたしだけで、この辛さを誰にもわかってもらえませんでした。

大人になっても治らず、ある時インターネットで同じ症状で悩んでいる人がいないか検索してみると、
“むずむず脚症候群”という病名を発見。名前そのままですがちゃんとした病名があったのねと納得しました。

原因不明・・・治療法は?

それからインターネットで情報収集するも原因はわかっていない、または鉄分不足や他の病気が原因の場合もあると書かれていたり、治療法も鉄分補給や軽い運動をする、カフェインを控えるなどでどれもしっくりきませんでした。
現在は飲み薬もあるみたいですが、正直病院に行って薬を飲むほどの病気なのかな?という気持ちもあり、症状が出てもいつの間にか眠っていたし、出ない時は忘れているくらいだったので特に行動は起こしませんでした。

でもよくよく考えてみれば、約20年間ずっと悩まされてきたし、この20年間『よく眠れた〜』と思ったことって1度も無かった気がします。
元々眠ることが得意ではなくて、寝つきも悪ければ何度も目が覚めてしまうのですが、このむずむず脚も不眠の原因のひとつだったのかなと思います。

アーユルヴェーダの視点から見るむずむず脚症候群

2019年にインドから帰国してすぐに京都のアーユルヴェーダサロンmanjuさんで開催されたDr.スクマールによる睡眠の講座に参加しました。

不眠症や昼寝、過剰睡眠などのアーユルヴェーダの治療法を習い、なんと最後に「むずむず脚症候群」のページがありました。わたしがずっと悩んでいたことをここで取り上げてくれるなんて!と軽く衝撃を受けました。

アーユルヴェーダによる原因は、ヴァータドーシャ(空と風のエネルギー)。
もうここで全て腑に落ちました。あーわたしヴァータ体質だからこれになったんだって。
ヴァータ体質だからこうなるということではないのですが、ヴァータドーシャが増えやすいし、その影響を大いに受けているのだということがわかりました。

そう考えると、治療法はヴァータを鎮静させること。そう、アビヤンガが良いんです!温めたオイルでマッサージ。足だけなら自分でもできるし、アーユルヴェーダサロンで全身受けるのもとっても良いです。
アーユルヴェーダのハーブではバラー、アシュワガンダ、シャタバリなどを取ると良いそうです。そういえば最近ムズムズしないのはシャタバリを取ってるおかげかも。
あと、発作が出ているときは熱いシャワーを足に浴びせて発汗させるのが良いとドクターがおっしゃていました。こちらは1度体験済み。ベッドから出てシャワーまで行くのもなかなか勇気が必要でしたが、この先何時間も眠れなくなるなら今やってみよう!ということで、やってみると本当にすーっと消えてすぐ眠れました。

これがわたしがアーユルヴェーダって面白いな、好きだなと思った体験談でした。

ニャーナのアビヤンガは薬草オイルをたっぷりたっぷりたーっぷり使って行います。
脚がムズムズ、気持ちがソワソワ、お肌がカサカサ、そんなヴァータさんにとってもおすすめです。

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