Vata/ヴァータ 風と空のエネルギー

Vata/ヴァータ 風と空のエネルギー

こんにちは。
名古屋アーユルヴェーダサロン ニャーナのsatocoです。

アーユルヴェーダを理解するうえで外せないのがドーシャ理論です。
今回はVata/ヴァータ(風と空のエネルギー)ドーシャについて書いていこうと思います。

動きのエネルギー

ヴァータは5大元素の中の、風元素と空元素から構成されます。
風は動きのエネルギー、空は空間・スペースを表します。

「風」は常に動いています。ヴァータも同じく「動き」の性質があり、体内のあらゆる動きはヴァータによるものです。

例えば、立つ、歩く、などの手足の運動、わたしたちが無意識で常にしている呼吸や心臓の拍動、血液やリンパ液などの運搬、音や光など五感を通して入ってきた感覚の伝達、これら全てがヴァータによる動きです。

ヴァータの性質

ヴァータには
・乾燥性 ・軽性 ・冷性 ・粗性 ・変動性 などの性質があります。

ヴァータが増えすぎると、これらの性質が以下のような作用をもたらします。
・皮膚や髪の乾燥 ・体重が軽くなる ・痩せる ・皮膚が乾燥して冷たい ・冷え性 ・便秘 
・髪がゴワゴワ ・体が強張って硬い ・気分が不安定

ドーシャには同じ性質のものを与えると増え、反対の性質のものを与えると減る、と考えられています。

ヴァータを増やすものは、動きすぎ、喋りすぎ、運動や移動のしすぎなど行動によるもの、乾燥したものや冷たいものを食べること、食事を抜いたり不規則な食事をすること、興奮したりショックな出来事による心の動き、などがあります。

ヴァータを減らすものは、これらのヴァータを増やすことをやらないことです。不規則な食事、過剰な運動は控え、ゆったりと落ち着いて過ごすことが大切です。

また、オイルマッサージがヴァータを抑えるのにはとても良いです。オイルの持つ重さやねっとりとした性質が、ヴァータの軽性や乾燥性と反対の性質となるため、ヴァータを下げてくれます。さらに、オイルマッサージをするときはオイルを温めることで、冷性の反対である温性による効果もあります。

ヴァータ体質の人はどんな人?

私たちは誰でもこの“ヴァータ”の性質を持っていますが、生まれつきヴァータが多い人をヴァータ体質と言います。

ヴァータ体質の心身の特徴としては、
・体格は華奢で痩せている
・手足が冷たい
・皮膚が乾燥している
・髪がパサパサ
・不揃いな歯並び
・身長はすごく高いorすごく低い
・おしゃべりで早口
・歩くのが早い
・想像力豊か
・すぐ覚えてすぐ忘れる
・便秘がち
・疲れやすい
などがあります。この他にもたくさんありますが、ヴァータ体質だからといって全てに当てはまるわけではありません。

ヴァータのバランスが崩れたら?

ヴァータのバランスが崩れると、手足が乾燥して冷たくなり、お腹にガスが溜まりやすくなります。
体のあらゆる痛みはヴァータによるものであり、頭痛や腰痛、肩こりなどを引き起こします。

また、心の面では、不安感が強くなり気分の変動が激しくなったり、思考が止まらず不眠に陥ることもあります。ストレスを受けやすく、恐れや不安から心配症になったり、集中力の低下、緊張しやすくなる、忘れっぽくなるなどのマイナス面が表れます。

ヴァータがバランスされていると、頭の回転も速く、動きが機敏で活発、柔軟さがあり意欲的で、少しくらい無理しても大丈夫です。

ヴァータを味方に!

ヴァータのバランスが崩れると他のドーシャにも影響します。まずはヴァータをしっかり整えることが大切!

毎日のオイルマッサージで心と体に潤いを与え、温かいお風呂に浸かって冷えを取り除きます。
また、起床時間、就寝時間、3回の食事の時間を同じにすることで、規則性が生まれ、ソワソワした気持ち、心の不安定さをなくしていきましょう。
ギーを使った温かいスープなどしっとりとした食べ物がおすすめですよ。

ヴァータは1日の中で、夜明け前の時間帯(2時〜6時頃)と夕方の時間帯(14時〜18時頃)、1年の中では雨季(梅雨と台風シーズン)と冬に増えやすいです。しっかりとヴァータケアをすることが大切です。

ヴァータを味方にして、心も体も軽やかにスッキリと過ごしましょう!


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